okiami1983のブログ

クオリティーが低い記事はあとで書き直します。。

オシロスコープ DL1540CLの内蔵HDD交換修理

ネットオークションで落札したオシロスコープのDL1540CL。内臓HDDが故障していたので自分で交換修理しました。

 

4chのオシロスコープが1〜2万円程度で手に入ります。ホビーユースならこれで十分つかえます。いい時代になりました。

 

古いオシロスコープで問題になるのは、波形データのPCへの取り込み。この時代のものはUSBついてないですからね。内蔵HDDはたいてい故障してます。ゴムの部品が劣化するらしく、修理が難しいです。

そこで注目するのがSCSI接続機能。DL1540CLはHDDを内蔵しており、SCSI接続でWindowsからアクセスできます。また、SCSI接続の外付けMOも使えます。

 

現状渡しの商品。届いたら、内蔵HDDが故障してた。

HDD内のデータを見ようとすると「NO SCSI」と表示されてアクセスできませんでした。Windowsからもアクセスできません。セルフチェック機能で診断しても、どうやらHDDがダメっぽい。

 

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OS、コンピュータアーキテクチャの良書

 あ、これいいなと思った本を紹介します。どちらかというと一般教養向けではなく、難しい専門書を読む前の準備として役に立ちそうなもの。

 

オペレーティングシステム (未来へつなぐ デジタルシリーズ 25)

オペレーティングシステム (未来へつなぐ デジタルシリーズ 25)

 
  • 図が豊富で読みやすい。解説が丁寧。「へーなるほど」と思えるような他の本には書いてないことも載ってます。
  • 特定のOSに依存していないので、とりあえず手元に一冊置いておくにはいい本。

 

 

 

図解 コンピュータアーキテクチャ入門 [第2版]

図解 コンピュータアーキテクチャ入門 [第2版]

 
  •  アーキテクチャ関係の本で、手元に一冊置いておきたいと思う本。
  • 高専の教員が学生に教えている内容をフィードバックして本を作っているようで、読みやすい。
  • アーキテクチャ入門の1冊目としてオススメ。

 

 

ARMマイコンCortex-M教科書 (ARM教科書)

ARMマイコンCortex-M教科書 (ARM教科書)

 
  •  基本的なアーキテクチャが分かっている、もしくは他のマイコンアーキテクチャがわかっている人がARMのCortex-Mのことを知りたいならこれが一押しです。すごくよみやすいです。
  • もとはInterfaceの記事のようですが、私はこちらをおすすめします。

エアポンプの比較 水作 水心 SSPP-7SとSSPP-3S

水槽いじりを始めました。エアポンプ選びですが、SSPP-7S(梅モデル)とSSPP-3S(竹モデル)で悩む人も多いと思います。迷ったらSSPP-3Sを買った方がよいです。ワタシは最初に買ったSSPP-7SがうるさかったのでSSPP-3Sを買い増しました。SSPP-3Sの方が静かにできます。

 

ポンプがうるさい

SSPP-7Sには空気量の調節システムがないので、常に全力で動作していてとにかくうるさいです。SSPP-3Sは空気量を調節できるので最小まで絞れば本体の振動はかなり少なく静かになります。どうやら、ポンプ単体で動作させるよりもエアーストーンを付けると負荷が上がってうるさくなってしまうようです。

 

7Sが900円台なのに比べて、3Sは1800円台なので 値段は倍しますが、静音を求める人は3Sをオススメします。

 

水作 水心 SSPP-3S

水作 水心 SSPP-3S

 

 

 

こどもがはじめての発熱。

7ヶ月のこどもが発熱しまして。色々と医療機関にお世話になったのでその記録。
発熱の原因はウィルスによる感染症(RSウィルス)でした。結局入院しました。(たぶんワタシがうつした)

 

こどものようす

  1. 木曜夜 鼻水ズルズルしている。熱はない。
    →自宅で様子見。
  2. 金曜夕方〜夜 38℃以上の発熱。ぐったりしている。
    →電話相談センターみたいなところに電話する。「気になるようなら時間外で診療してもらってください」とのこと。
    →かかりつけ医は診察終了していたので、時間外で診察してもらえる医療機関(神戸こども初期急病センター)へ。
    →熱を下げるための座薬をもらって様子見。
  3. 土曜朝 熱が39℃以上ある。授乳してもすぐに吐いてしまう。
    →かかりつけの病院にて診察。念のためRSウィルスとインフルエンザを検査したところ、RSウィルスに感染していたことが判明。
    →重症化のリスクを避けるために念のため入院。
  4. 日曜 症状が治まってくる
    →ずっと点滴。
  5. 月曜 退院

 

思ったこと 医療機関の役割分担

患者側はあまり意識していないですが、医療機関にはそれぞれに役割分担があることを理解して診察にいくのが大切です。
緊急外来では応急処置が目的で、一時しのぎとして利用するイメージです。細やかな診察はあまり期待できませんし、薬も1日分しか出ません。決して腕が悪いといっているわけではなく、応急処置として信頼できる機関なのです。
今回はかかりつけ医の診察で「まだRSウィルスが流行する期間ではないけれど、気になるようなら念のためチェックしましょうか?」で判明しました。こういう丁寧な診察はかかりつけ医でないと難しいですね。ちなみにかかりつけ医は神戸市中央区のパルモア病院です。病気のことって正直なところ一般人はよくわからないので、かゆいところに手が届くような受け答えをしてくれる病院はとても安心できます。

 

教訓 こどもがぐったりして食欲がなくなっていたらすぐに病院へ

入院中はずっと点滴をしていました。原因がウィルスなので、本人の自然治癒を待つしかないのですが、熱で食欲がなくなったり脱水症状になると症状が悪化していくらしい。
よく「病気を治すには体力をつけることが大切」といいますが、口から栄養補給できなくなった場合に血管から栄養と水分を供給するのが点滴。病院に行く行かないの判断が難しい場合もありますが、こどもがぐったりして食欲がなかったら回復する見込みが薄いので、急いで病院に連れて行くべきです。

 

こどもの病気の本の使い所

 RSウィルスについてはこの本に詳しく載っていました。

発熱したときの対処を一通り読みましたが、素人が本を読んでRSウィルスと判断するのは難しいです。
こういった本は一度かかった病気の辞書がわりとして利用するのがよろしいかと。病気の症状や対処法などは病院の先生がすべて話してくれるわけではないし、こちらも口頭で言われた内容を覚えきれないで。

 

RSウィルスによる感染のポイント

  • セキやくしゃみで感染。
  • 4〜6日の潜伏期間ののち、鼻水や咳が出る。
  • 生後1歳までに約半数、2歳までにほぼすべてのこどもが感染する。
  • 何度でも感染するが、はじめて感染した場合は3割程度が重症化(気管支炎や肺炎)する。月齢が低い場合は特に注意。2回目以降はカゼ程度で済む。

 

 

 すぐに余計なものを買ってしまう

入院しているときにこどもが業務用の電動式の機械で鼻水を吸い込んでもらったのですが、その後鼻をズルズル言わさずによく眠っています。
わたしもおそらくRSウィルスに感染していて鼻が気持ち悪いです。羨ましかったのでAmazonで探すと一般用の製品もあることがわかったので、勢いで買いました。 

 高い買い物ですが、レビューをみていると大人も使えそうですし、保育園などで感染するケースも多いようですので今後も活躍する機会がありそうです。

 

 

ちなみに、鼻水を手動で吸うスポイトみたいなやつはピジョンのセットに含まれていたのですが、使い方がよくわからないので使ってません。このセットの中のものはハサミしか使ってないような・・・。

 

↑電動鼻水吸い取り器ですが、メンテナンス性が悪いのと、医療従事者用に作られているようで一般人が扱いにくいのであまり使っていません。

 

バカにできないアロマの効果

このウィルスは鼻とノドが辛いです。夜に咳で目が覚めて寝られなくなってしまうと困りものです。

半信半疑でユーカリのアロマオイルを買って、無印良品ディフューザーに突っ込んでみました。ユーカリには鼻づまりを解消したり鎮痛作用があるらしく、咳き込む回数が明らかに減って、使わないときよりもぐっすり眠れるようになりました。

 

 

 

電磁気学を学ぶのにいい本

電磁気学の大学の講義って、数式だらけの学校指定の教科書を買わされて、教授の講義もパワーポイントのスライドでサクサク進んで結局理解できないのであとに何も残らないですよね。

がんばって電磁気学を理解したいけど、どうやって学んだらいいかわからない人のためにワタシが読んだ本の中からよかったものを紹介します。現在学んでいる方は教科書の副読本に、または大学院入試の対策にでもどうでしょうか。

 

最初に出てくるものほど数式多めです。 

 

よくわかる電磁気学

よくわかる電磁気学

 

 著者の方が大学教員なので、おそらく大学で教科書として使われているものだと思います。大学の教科書ですので数式もキッチリ出てくるのですが、比較的難しい内容も省いたり誤魔化したりせずに丁寧に説明しています。この著者の方は学生の疑問点を授業にフィードバックしているようで、この本にもその姿勢が現れているようです。

 

ベクトル解析入門

ベクトル解析入門

 

 電磁気学に限らず、理工系の大学生で基礎的な知識として必要になるベクトル解析ですが、オマケ程度にしか習わないために苦手な人も多いのではないでしょうか。この本は丸ごと一冊ベクトル解析について書いてあります。図が豊富でイメージしやすいです。「よくわかる電磁気学」とあわせて読むとよいです。

 

高校数学でわかるマクスウェル方程式―電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ (ブルーバックス)
 

理解のために数式がないと納得できないけど、大学生の数学のレベルは嫌という人向け。 

 

 

 数式はあまり見たくない人向け「よくわかる電磁気学」の副読本にもいいかもしれません。数式を使わずにイメージで大学で学ぶ電磁気学の範囲を学習する感じ。

 

新装版 電磁気学のABC―やさしい回路から「場」の考え方まで (ブルーバックス)

新装版 電磁気学のABC―やさしい回路から「場」の考え方まで (ブルーバックス)

 

 こちらも数式を使わずにイメージで学ぶのですが、より一般向け(大学の授業範囲でない)です。

 

 

以前記事にしていた電子回路を学ぶのにいい本が好評なため、今度は電磁気学の方も書いてみました。

Pythonのプログラミングにオススメの書籍

いま流行のPythonについて知りたくて、色々と本屋で物色していちばんめんどくさくなさそうな本を買いました。

他の言語を習得しているひとは上手に斜め読みすれば、少ない労力でPythonが使えるようになるかもしれません。

私自身は大学で情報系が専攻でしたので、processingやその他の言語の開発経験もあります。仕事ではC言語をつかってます。

 

独習Python入門――1日でプログラミングに強くなる!

独習Python入門――1日でプログラミングに強くなる!

 

 

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blackfinのJTAGデバッガについて

analog devices のblackfinデバッガについて調べました。

純正の環境がとても高価なので手が出ません。安いデバッガは古いものばかりで入手が難しいのですが、汎用の製品を流用すればクローンが作れそうです。

 

安いデバッガは入手困難

blackfinで使える安いデバッガですが、現在はほぼ入手不可能なことがわかりました。国内・海外のオークションでも殆ど出品がない。

  • 刺身包丁
  • gnICE
  • gnICE+
  • ADZS-ICE-100B

ADZS-ICE-100BについてはANETに在庫があるようです。ただし、送料だけで3000円近くかかります。

 

 

クローンを作ればなんとかなりそう

調べたところ、どうやらgnICE+はオープンソースらしく、回路図などが公開されています。

 

sourceforge.net

 

gnICE+に使用されているFT2232Hというチップを使えばクローンが作れそうです。

ワタシが目を付けているのはストロベリーリナックスのもの。「シリアル変換用」と書いてますが、FT2232は外付けのeepromを書き換えることでJTAG通信できます。

 

ストロベリーリナックス

FT2232H(2ch)高速USBシリアル変換モジュールキット - FT2232HX - ネット販売

 

 

 

追記 gnICE+のクローン作りました。

ストロベリーリナックスのFT2232Hでクローン作成に成功しました。この評価基盤は非常に優秀でデバッガ用に必要なピンは自由に使えるようになっているので、評価基板に手を加える必要は一切ありません。別途ユニバーサル基板を用意してヘッダピンと抵抗を配線すればデバッガになります。ちなみに、ターゲットボードはIFX-49(MADSP-BF592)です。

 

用意したもの

SorceForge.netに回路図があるので、必要な部品を調達します。最近はAmazonでも買えますが、中国から船便で来るuxcellは要注意です。ワタシはリボンケーブルを注文したらひとつきかかりました。

  • ユニバーサル基板
  • リボンケーブル20x2
  • リボンケーブル7x2
  • ヘッダピン たくさん
  • 抵抗33Ωx4
  • 配線用のケーブル

 

  1. 回路図を見て配線
  2. EEPROM書き換え
    FT2232HのJTAG機能が動くようにEEPROMにデータを設定します。EEPROMに書き込むためのデータはSorceForge.netにありますので取ってきます。書き込みにはmprogを使いましたが、手順は 4.1.3.2. FT2232評価基板の内部設定 が参考になりました。
  3. 開発環境の構築(eclipse, gnu)
    こちらのページが参考になります 製品サポート - 小ロット・試作基板設計・製造 音響・工業製品開発 / 金子システム株式会社
  4. IFX-49のブート用ジャンパをショートしない状態にして、USB接続する。
  5. bfin-gdbproxyで接続されていることを確認。
  6. あとはeclipse立ち上げてデバッグできます。

f:id:okiami1983:20161105205801j:plain

 

 

評価ボードとターゲットボード、部品をあわせて1万円でおつりがきます。

 

でもeclipseのデバッガ、使いにくいな。。

 (eclipseですが、marsは環境構築してデバッグOKでしたが、Lunaはエラーでました。。)

 

 

Peripheral Register

Peripheral Registerの表示に手間取ったのでメモ。
デフォルトでは表示されないので、ウインドウを出してやる必要があります。Modulesタブが出ていて、なんだか表示されそうな予感がしますが、フェイクです。

f:id:okiami1983:20170102103642p:plain

 

Window > Show View > Other...

f:id:okiami1983:20170102103713p:plain

 

 Memory Mapped Registersウィンドウが表示されるので、見たいレジスタを追加してやります。

 

Memory Mapped Registersウィンドウで右クリックしてコンテキストメニューを表示。Add registers

f:id:okiami1983:20170102104108p:plain

 

見たいレジスタを選んで、 Add To Viewを押す。

f:id:okiami1983:20170102104223p:plain

 

参考:

https://ja.osdn.net/projects/toppersjsp4bf/docs/tjbn005_20120827/ja/1/tjbn005_20120827.pdf

 

 

音遊び!Blackfin DSP基板でディジタル信号処理初体験 (トライアルシリーズ)

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Blackfin(ADSP‐BF533)活用ハンドブック―RISCマイコンとしても使えるDSP (DSP活用シリーズ)

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