電磁気学を学ぶのにいい本
電磁気学の大学の講義って、数式だらけの学校指定の教科書を買わされて、教授の講義もパワーポイントのスライドでサクサク進んで結局理解できないのであとに何も残らないですよね。
がんばって電磁気学を理解したいけど、どうやって学んだらいいかわからない人のためにワタシが読んだ本の中からよかったものを紹介します。現在学んでいる方は教科書の副読本に、または大学院入試の対策にでもどうでしょうか。
最初に出てくるものほど数式多めです。
著者の方が大学教員なので、おそらく大学で教科書として使われているものだと思います。大学の教科書ですので数式もキッチリ出てくるのですが、比較的難しい内容も省いたり誤魔化したりせずに丁寧に説明しています。この著者の方は学生の疑問点を授業にフィードバックしているようで、この本にもその姿勢が現れているようです。
電磁気学に限らず、理工系の大学生で基礎的な知識として必要になるベクトル解析ですが、オマケ程度にしか習わないために苦手な人も多いのではないでしょうか。この本は丸ごと一冊ベクトル解析について書いてあります。図が豊富でイメージしやすいです。「よくわかる電磁気学」とあわせて読むとよいです。
高校数学でわかるマクスウェル方程式―電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ (ブルーバックス)
- 作者: 竹内淳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/09/20
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理解のために数式がないと納得できないけど、大学生の数学のレベルは嫌という人向け。
数式はあまり見たくない人向け「よくわかる電磁気学」の副読本にもいいかもしれません。数式を使わずにイメージで大学で学ぶ電磁気学の範囲を学習する感じ。
新装版 電磁気学のABC―やさしい回路から「場」の考え方まで (ブルーバックス)
- 作者: 福島肇
- 出版社/メーカー: 講談社
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こちらも数式を使わずにイメージで学ぶのですが、より一般向け(大学の授業範囲でない)です。
以前記事にしていた電子回路を学ぶのにいい本が好評なため、今度は電磁気学の方も書いてみました。
Pythonのプログラミングにオススメの書籍
blackfinのJTAGデバッガについて
analog devices のblackfinデバッガについて調べました。
純正の環境がとても高価なので手が出ません。安いデバッガは古いものばかりで入手が難しいのですが、汎用の製品を流用すればクローンが作れそうです。
安いデバッガは入手困難
blackfinで使える安いデバッガですが、現在はほぼ入手不可能なことがわかりました。国内・海外のオークションでも殆ど出品がない。
- 刺身包丁
- gnICE
- gnICE+
- ADZS-ICE-100B
ADZS-ICE-100BについてはANETに在庫があるようです。ただし、送料だけで3000円近くかかります。
クローンを作ればなんとかなりそう
調べたところ、どうやらgnICE+はオープンソースらしく、回路図などが公開されています。
gnICE+に使用されているFT2232Hというチップを使えばクローンが作れそうです。
ワタシが目を付けているのはストロベリーリナックスのもの。「シリアル変換用」と書いてますが、FT2232は外付けのeepromを書き換えることでJTAG通信できます。
FT2232H(2ch)高速USBシリアル変換モジュールキット - FT2232HX - ネット販売
追記 gnICE+のクローン作りました。
ストロベリーリナックスのFT2232Hでクローン作成に成功しました。この評価基盤は非常に優秀でデバッガ用に必要なピンは自由に使えるようになっているので、評価基板に手を加える必要は一切ありません。別途ユニバーサル基板を用意してヘッダピンと抵抗を配線すればデバッガになります。ちなみに、ターゲットボードはIFX-49(MADSP-BF592)です。
用意したもの
SorceForge.netに回路図があるので、必要な部品を調達します。最近はAmazonでも買えますが、中国から船便で来るuxcellは要注意です。ワタシはリボンケーブルを注文したらひとつきかかりました。
- ユニバーサル基板
- リボンケーブル20x2
- リボンケーブル7x2
- ヘッダピン たくさん
- 抵抗33Ωx4
- 配線用のケーブル
- 回路図を見て配線
- EEPROM書き換え
FT2232HのJTAG機能が動くようにEEPROMにデータを設定します。EEPROMに書き込むためのデータはSorceForge.netにありますので取ってきます。書き込みにはmprogを使いましたが、手順は 4.1.3.2. FT2232評価基板の内部設定 が参考になりました。 - 開発環境の構築(eclipse, gnu)
こちらのページが参考になります 製品サポート - 小ロット・試作基板設計・製造 音響・工業製品開発 / 金子システム株式会社 - IFX-49のブート用ジャンパをショートしない状態にして、USB接続する。
- bfin-gdbproxyで接続されていることを確認。
- あとはeclipse立ち上げてデバッグできます。
評価ボードとターゲットボード、部品をあわせて1万円でおつりがきます。
でもeclipseのデバッガ、使いにくいな。。
(eclipseですが、marsは環境構築してデバッグOKでしたが、Lunaはエラーでました。。)
Peripheral Register
Peripheral Registerの表示に手間取ったのでメモ。
デフォルトでは表示されないので、ウインドウを出してやる必要があります。Modulesタブが出ていて、なんだか表示されそうな予感がしますが、フェイクです。
Window > Show View > Other...
Memory Mapped Registersウィンドウが表示されるので、見たいレジスタを追加してやります。
Memory Mapped Registersウィンドウで右クリックしてコンテキストメニューを表示。Add registers
見たいレジスタを選んで、 Add To Viewを押す。
参考:
https://ja.osdn.net/projects/toppersjsp4bf/docs/tjbn005_20120827/ja/1/tjbn005_20120827.pdf
音遊び!Blackfin DSP基板でディジタル信号処理初体験 (トライアルシリーズ)
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Blackfin(ADSP‐BF533)活用ハンドブック―RISCマイコンとしても使えるDSP (DSP活用シリーズ)
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ControlP5 サンプルコードのスクリーンショット
最近のProcessingはライブラリをボタンひとつでダウンロードできて便利・・・なんだけど、実際に使おうと思ったらサンプルコードを見ないといけない。
といっても、コードを読むのは面倒だし、実行画面を見る方が効率がいいのでキャプチャだけ集めた。
続きを読むデジタル温度計を使って失敗しない唐揚げ。
「油の温度は、菜ばしを入れて小さい泡がでてきたらXX℃」ってから揚げの本に書いてあるけど、ふだん料理しない私にわかるわけはなく、カンでやって失敗したので思い切って温度計を買いました。
- 値段が1500円以下
- 温度計測と本体が分離してるので、本体を揚げ鍋から離して使えば熱で壊れにくくなる。
- 単4電池を使うのでボタン電池よりも安全(子供はなんでも口に入れるのでウチはボタン電池の家電をできるだけ排除している)
油の温度が一目瞭然
- 鍋を火にかけると温度が上がっていく。のがたのしい。
- 肉を鍋に投入したら温度が下がるのも一目瞭然。値段が安かったけどマトモに動作してるらしい。
- 温度を変えての2度揚げも楽々。
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