オシロスコープ DL1540CLの内蔵HDD交換修理
ネットオークションで落札したオシロスコープのDL1540CL。内臓HDDが故障していたので自分で交換修理しました。
4chのオシロスコープが1〜2万円程度で手に入ります。ホビーユースならこれで十分つかえます。いい時代になりました。
古いオシロスコープで問題になるのは、波形データのPCへの取り込み。この時代のものはUSBついてないですからね。内蔵HDDはたいてい故障してます。ゴムの部品が劣化するらしく、修理が難しいです。
そこで注目するのがSCSI接続機能。DL1540CLはHDDを内蔵しており、SCSI接続でWindowsからアクセスできます。また、SCSI接続の外付けMOも使えます。
現状渡しの商品。届いたら、内蔵HDDが故障してた。
HDD内のデータを見ようとすると「NO SCSI」と表示されてアクセスできませんでした。Windowsからもアクセスできません。セルフチェック機能で診断しても、どうやらHDDがダメっぽい。
めんどくさそうだけど、とりあえずHDDを取り出して単体で確認してみることに。
このオシロはメンテナンス性を一切考慮してないですね。根気強くやればできますが面倒なので二度とやりたくないです。ちなみに、プリンタの下に見えているのがHDDユニット。
取り出したHDDをUSBでつなぎます。しかしwindowsでマウントできない。どうやら動いていない様子。。。 HDDまわりの制御基板は比較的キレイだったので、ダメ元で別のIDEの3.5インチHDDに交換したらあっさり動きました。
取り替えたHDDのフォーマットですが、FAT16にしないといけないので、バッファローのdiskformatterをつかってFAT16でフォーマットしました。
念のため本体でもフォーマットを実行( ^^)
(※下で追記してますが、HDD交換して波形を保存できるなら本体フォーマットはしないほうがよいです)
オシロスコープを手に入れたあとで故障が発覚するとめんどくさいので、中古のオシロスコープをオークションで手に入れたい人は入札前に出品者に連絡して故障の有無を確認しておくのがよいです。この手のオシロには自己診断機能があるので、実行すれば簡単に故障してるかどうかわかります!
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<追記>
HDDのフォーマット中に気軽に電源を落としたらHDDが認識しなくなって、復活しなくなりました。HDDのフォーマット中に電源を落としてはいけない!
<更に追記>
このオシロスコープの内蔵HDDは32GB以下の容量しか認識しないようです。。
容量の大きいHDDを繋いで本体フォーマットすると、一晩放置しても完了しません。もっと放置すると最終的に「フォーマットエラー」となって、しまいます。そうなるとHDDはフォーマット失敗したということで、修復できないゴミになってしまいます。何台か死にました。
<追記>
SCSI接続の外付けMOですが、640MBのものはつなげて動作しました。230MBとかのものはだめでした。