読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

okiami1983のブログ

クオリティーが低い記事はあとで書き直します。。

「疑問は捨てるな」「人とは何か」のアンドロイド開発

イベント参加

 

アンドロイドの研究で有名な石黒教授の講演会に行ってきました。マツコとマツコの、例のアンドロイドを作った教授です。

 

f:id:okiami1983:20160207124236p:image 

対象は高校生向けということで、一般向けとは話し方や内容を少し変えていたようです。

 

石黒教授 「これからを担う若者向けに話をしてほしいという依頼で講演会を引き受けたが、研究者という者は極端なことをしている。研究は博打。成功しているのは運が良かっただけなので、こんな話が参考になるかわからない」

という石黒先生らしい前置きで始まりつつも、高校生向けに自身の哲学をかみ砕いてわかりやすく説明しているのはさすがです。

 

私自身、石黒教授の話、実は3回目です。

 

話のテーマは毎回「アンドロイド開発を通した人間理解」であり、スライドも基本的に使い回しですが、何度も聞けばその人の哲学をより深く理解できるようになります。

 

 

なぜロボットの研究者になったか?

もともとは絵描きになりたかったそうで、小学校高学年になるまでは勉強はせずに絵とか絵日記ばかり描いていたそう。(人の話を聞かない子供)。

そんなある日、大人から「人の気持ちを考えなさい」と怒られたことがきっかけで、子供ながらに「人の気持ちなんてものをわかる大人はすごい」「自分も大人になれば人の気持ちがわかる」と思うようになったそうです。

高校生くらいになっても、人の気持ちはわかるようにならなかった。『大人はホントに人の気持ちがわかっているのか?』と聞き返したら「へりくつを言うな」と怒られた。

そこで気づいたのは、「大人になる=疑問に適当な折り合いをつけてわかった気になって考えるのをやめる」ということ。そんな大人になりたくなかったので、大学に残って研究を続けるようになったと。

アンドロイドサイエンス ~人間を知るためのロボット研究~

アンドロイドサイエンス ~人間を知るためのロボット研究~

 

 

 

 

「人」「気持ち」「考える」といった「人間に関すること」は何一つ明確に定義できていない。石黒教授の場合は「自分とは何か」という疑問を捨てずに考え続けることが今の研究者としての根底にあると。

 

 

夢は将来を制限する

一般的に「夢を持つ」と自分が関心の無いことをしなくなる傾向がある。「夢を持つこと」は、他のことをしない言い訳にも使われる。それはだめ。

 

例えば、文理選択。「文章が書けないから理系に行く」とか、「数学がわからないから文系にいく」とかいう考え方は自分が半分ダメ人間だと宣言しているようなモノ。

 

ロボット開発は文理融合。工学的なアプローチとして人間を造ろうとしている一方、人間を科学的に理解しようとする心理学の側面も必要。未知の分野を切り開いていくのが研究なので、ある分野だけの知識では研究ができない。

 

勉強すれば可能性は広がる。「夢をもつならたくさん持ちなさい」。

 

 

「人の価値」とは

人の命はかけがえのないものだと言われる。その一方、自動車産業が作り出す自動車によって日本で年間5000人死んでいる。しかし、自動車産業はやめない。人間の価値は絶対的なものではない。では人の価値とは何なのか?答えはないことかもしれないが、少なくとも価値を探すのをやめた瞬間に価値は見いだせなくなる。問い続けることが大切。

 

人間がおこなう仕事の多くは他者との関わり合い。「人とは何か」を考えることはすべての職業につながる。それはロボットがありふれた存在になった近未来においても、人の生きる価値につながる。

 

人の気持ちを理解するためには自分の中にその気持ちのモデルが構築できてないと無理。たくさん経験することが大切。 

 

 

 

ざっとこんな感じでした。あとで書き足すかも。

 

石黒教授は「色々なところで同じ話ばかりしている。スライドも変えてないし」と言ってるけど、一部はほんとで一部はウソ。

研究成果はキチンと新しいモノに更新している一方、自分の哲学についての話は変えてないですねえ。

 

 

 主催者

ちなみに、この事業は兵庫県進路選択支援機構が主催。この財団法人、数年前に出来たばかりらしくワタシは知りませんでした。今回の講演は中高生の進路選択において、長期的な支援をするという趣旨らしい。


兵庫県はこういった事業に対して積極的で実行力もあるところが良い。

神戸市は閉鎖的で村社会の印象が強いけど、もうそんな考えでやっていける時代じゃない。神戸市教育委員会は変なプライドを持ってないで、能力が足りてないことを自覚して県に協力してもらうべきと思う。中高生が寄りつかなくなってる某科学館の運営とかね。