組み込みOS自作入門(H8/3069F)
前に途中まで読んでいたけど、内容をすっかり忘れてしまったのでもう一度チャレンジ。
何が書いてある?
タイトルだけ読むと、1冊丸ごと組み込みOSを説明している本のように思えますが、お楽しみのOSを作り始めるのは後半。前半はOSを作るためにシステムの構築をしていきます。
前半の話をarduinoで例える
arduinoはスケッチして「マイコンボードに書き込む」のボタンを押すだけで(バックグラウンドでいろいろな処理が動いて)マイコンが動き始めますね。この“バックグラウンドで動くいろいろな処理”を自分で作ってみよう、というのが前半の話です。
対象読者
図が全然ないので、ある程度組み込み開発のメンタルモデルを構築できている人でないと最後まで読み通すのはキビシイと思います。
- C言語のひととおりの文法(関数、構造体)を使ってプログラムを作ることができる。(Windowsの統合開発環境ではなくLinuxのgccを使ったりして開発しているのが望ましい。)
- Linuxなどのターミナル操作できる。
- arduinoなど組み込み系のプログラムしたことがある。(内部処理が隠蔽されているarduinoではなく、PICなど触っている方が望ましい。)
これくらいの知識があれば、なんとか読み始めることはできるはずです。でもわからないことがたくさん出てくると思いますので、がんばって調べる必要があります。
ちなみに私は車載ECUのBIOSソフトを設計開発する仕事なので、わりと普段の知識で読めます。。
おすすめ副読本
- LinuxなどでC言語を使った人が組み込みのプログラムを作る想定で書かれていますので、OS自作入門の前半部分を読む参考になります。
- 執筆しているのはルネサスのトレーニングセンターの講師の人らしいです。
リンカ・ローダ実践開発テクニック―実行ファイルを作成するために必須の技術 (COMPUTER TECHNOLOGY)
- 作者: 坂井弘亮
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2010/08
- メディア: 単行本
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- リンカの詳しい話が書いてあります。
- レベルは高め。自作入門では物足りない人に。
予算
- 秋月のH8/3069Fが必要
予算は本+マイコンボードで1万円くらいみておけば足りそうです。
記事
まだまだ先が長いです・・・・。